なっち!!!11

きくちくん id:gurashi:20060625 にコメントしたんですが何も伝わらなかったみたいなのでここに書きます


本文に入る前に、まず前提として 推しメンの条件①12-17歳という年齢 には同意しない
自然美がなんちゃらについてはまぁわからなくもないけど話が俗すぎて論じるに値しない
したがって 推しメンの条件②「自然美」を失ったことへの自覚と覚悟 をここでは
②'アイドル業の本質を悟り自己確立を達成した とする
そして本文では 安倍なつみがアイドル業の本質を悟り自己確立を達成したのはいつか? を説明する


当然のことながら、アイドルとしての安倍なつみはモーニング娘。と同時に誕生し、
その芸能歴の大半を同グループで過ごしたために彼女の歴史はモーニング娘。のそれと密接な関わりがあり、
主題を述べるにはモーニング娘。の歴史に沿って説明するのが適当である
以下の文章は本人による 1st エッセイ『 ALBUM1998-2003 』と筆者がテレビ等を通して観測し得た事実、
および筆者の妄想とによって構成されている


さて、エッセイによると「アイドル安倍なつみ」が具現化して一人歩きを始め、
そしてそのことに本人が気付いたのはサマナイ、抱いて HOM がヒットしてテレビ露出が増えたころとなっている
アイドルとしての自分と本当の自分との間のギャップに困惑し、
過密スケジュールで仕事とプライベートのオンオフができなくなり、
これらストレスは病的な激痩せとなって表面化した
1998 年のことである


モーニング娘。はその最初期からメイン/センター制度を採用していた
安倍はビジュアルを、福田は圧倒的な歌唱力を買われて
マザーシップは安倍福田2トップ体制で就航した
しかし 1999 年前半、メモ青で福田が事故的に脱退したことで安倍1トップ体制に移行する
安倍にのしかかるストレスは増大していく


「ふるさとが鈴木あみとの対決に惨敗、1トップに移行して失速するモーニング娘。」
ASAYAN 用に書かれたシナリオに沿って物語は進行していく
次の展開は「大型新人の投入とダンスマン路線への変更によるモーニング娘。の劇的な復活」
かくて 1999 年後半、ラブマの記録的な大ヒットをもってモーニング娘。は国民的アイドルの地位を確立する
スケジュールは過密を極め、安倍のストレスは指数関数的に増大していく
そして 2000 年前半、ついに臨界を迎える


続く恋ダンの大ヒット、ピンチランナーの撮影・公開
この栄光の影で安倍なつみは混乱の渦中にあった
ここに至ってはもはや自己管理などできる状況ではない
激太りと押尾学とのスキャンダルで週刊誌から激しいバッシングを受け、
安倍なつみは自分の殻に引き篭もる
当然にセンターは後藤真希に奪われることになる


2000 年後半、I WISH リリース
安倍なつみはセンターの重圧から解放され、客観的に自分を見つめることになる
「どんな状況におかれてもお前はお前でしかない、
与えられた場所でベストを尽くせ、必ずファンはお前を見ている」
和田薫の助言、そしてメンバーの支えもあり、他人の評価に依らない、自己の確立を達成する
「自分を見失ったら、最後」


恋レボで安倍後藤2トップ体制に移行、
安倍なつみは名実ともに完全復活を遂げる


もちろんエッセイに書いてあることがすべて本当のことである保障はないが、
はたから見ていた感じでは事実との矛盾はなく、ほぼ真実であるように思われる
幸か不幸か安倍なつみは精神状態が体型に反映されやすい
恋レボ以降、彼女の体型、すなわち精神状態は安定しているように見える
そしてそれはこれからも当分のあいだ安定であろう
アイドル安倍なつみは過酷な仕込み作業を(かなり昔に)終えて、今は長い長い熟成期間の途中にある


まとめ
「なっちがアイドルとして次のステージに移行したのは I WISH の後」